中央本線大月駅の一つ手前、猿橋駅下車。国道20号(甲州街道)沿いを歩くことGoogleマップで1.3km、15分。日本三大奇橋のひとつ、甲斐の猿橋。
長さ30.9m、幅3.3m、水面までの高さ31m。 現在の猿橋は昭和59年に架け替えられたもの。 |
現在は人道橋。 車の往来があった頃の写真が大月市郷土資料館にありました。 |
特徴のある屋根みたいなものはまさに屋根。 刎木(はねぎ)を雨から守るためだそう。 |
猿橋のたもとにある大黒屋さんにあった模型。 刎橋(はねばし)の造りがよくわかる。 |
猿橋の誕生、その辺りははっきりしていないようです。7世紀に百済の志羅呼が猿たちが繋がって川を渡っていたところからヒントを得て造られた橋、という言い伝えが残っているそう。歌川広重や芭蕉、野口雨情の作品にも猿橋が登場しています。
猿橋から桂川上流側の眺め。県道505号にかかる新猿橋。
新猿橋は昭和9年に造られ、車はこちらを通ることに。 |
猿橋から桂川下流側の眺め。奥の赤い橋は国道20号にかかるこちらも新猿橋。手前の八ツ沢発電所一号水路橋。
もう一つの新猿橋は昭和38年に造られたもの。 |
猿橋もよいのですが、こちらの水路橋もかなりいい。
明治45年に造られたコンクリート製水路(坑口はレンガ)。 日本にコンクリートがやってきたのは明治36年。 画期的な水路だったようです。 |
間近で見たくて辺りをグルグルまわってみたけど、柵があり入れませんでした。 |
桂川。
夫は川にジャブジャブ入っていきました。私は日陰で見物。 |
猿橋、八ツ沢発電所一号水路橋、桂川を堪能した後、猿橋公園と隣接する大月市郷土資料館へ。そして公園の日陰にレジャーシートと敷いて、夫は読書、私は昼寝。睡眠サイクル90分きっちり爆睡。体力回復したね!ってことで、猿橋へ戻り橋のたもとにある大黒屋さんで昼食。こちらは国定忠次の常宿、そして日立製作所創立へのはじめの打ち合わせがされた場所。何を食べたかはこちらで。
ガラスケースには大黒屋さんにまつわる逸話が収められていました。 日立製作所創業80周年の時に寄贈されたものだそう。 |
さーて、帰るぞ〜と駅へ向かう途中の黒田医院。ドアが開いていたのでヒョイと覗いたら「これは!」という造り。患者さんもいらっしゃる病院なので内部の撮影は控えたのですが、格好良かったなあ。
百蔵山(ももくらやま)にも登る予定でしたが、天気がイマイチだったので中止。富士山がきれいに見える季節になったらまた猿橋へ出かけたいと思います。