前回の続き。15時半頃に尾瀬沼を出た後、宿泊地の檜枝岐(ひのえまた)へ。
檜枝岐は尾瀬への入り口。そして平家の落人伝説もあり、舅曰く、福島でも檜枝岐だけは訛り少なく言葉がきれいだそう。
朝、外に出るとパラパラと雨が落ちていて、でも空は青い。 と、思っていたら見事な虹がかかってました。 |
4時前に起床。前夜、22時とか普段ではあり得ない時間に就寝したら起きちゃった。4時半にはほかの宿泊客(釣り人)も出発していた模様。私としては、二度寝サイコー、いくらでも眠れるわけですが、夫の「散歩へ行くよ」の言葉に「…旅行だしね」と従うことに。
檜枝岐歌舞伎。春と秋の祭りの際に奉納され、歴史は270年以上といわれています。
神社に能や歌舞伎の舞台があるのは珍しくないのですが、大抵は本殿に対し正面ではなく横にあります。でもこちらは正面に配置。「奉納のために造られた、って感じだよね」と夫。この辺りを調べたらおもしろそう。
前夜の散歩時に撮影。 神社なのに夜も灯がついているのは珍しい、と思ったら 檜枝岐歌舞伎はこちらの境内で夕方から開催されると知り納得。 |
歌舞伎舞台。 明治27年に全村火災で消失、明治30年に再建。 |
神社に能や歌舞伎の舞台があるのは珍しくないのですが、大抵は本殿に対し正面ではなく横にあります。でもこちらは正面に配置。「奉納のために造られた、って感じだよね」と夫。この辺りを調べたらおもしろそう。
境内の石段が観客席。
1,200人が鑑賞できるようになっているそう。 |
そしてまた別の神社を見つける夫。
…。何か鳥居の先にも階段がありそうなんすけど。 |
上の画像の鳥居を見下ろす図(らしい)。 朝から元気いいねー。私は登らず、麓で缶コーヒーと煙草で朝の一服。 |
歴史もよいですが、現在の檜枝岐の生活も気になります。と、いうことで調べてみると——こちらのサイトが興味深かったです。ほんの一部を紹介すると、、、
- 村長選挙、村議会議員選挙はなく、話し合いで決める。
- 一人を除いて歴代村長は「星さん」。
- 村内の苗字の九割が「星」「平野」「橘」。
- 現在、日本で一番人口密度の低い市町村。オーストラリアよりも低い。
- でも老人医療費が全国最下位。
など。すげーな、おい。
日本有数の豪雪地帯でもあるそうで、消火栓もこれこの通り。
村役場。
標高940mという場所にある。高野山よりも高い。 |
JAストア。
もちろん村内にコンビニはありません。 村民の日常生活品はこちらで賄われていると思われます。 入ってみましたが、充実した品揃えでした。 |
道路沿いにはこうしたお墓がたくさん並んでいます。
おどろおどろしい、というよりむしろ安心するような雰囲気。 神さまと仏さまに見守られている村、そんな感じ。 |
村の真ん中を流れる伊南川(通称、檜枝岐川)。
デジカメが光を拾ってくれてますが、実際はもっと暗い。 天気がよいと満点の星空を見られるそう。 残念ながらこの夜の空は雲で覆われていました。 |
まだまだ見所はたくさんあったのですが、書き出したらキリがない檜枝岐でした。機会があったらまた行きたいなー。村の名物、サンショウウオも食べてないし。そうそう、午前6時、村内のスピーカーで「夏の思い出」が鳴り響いてました。とりあえず早起きな村です。
明日は旅の最終、白河のことを。